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五十肩は良くなるまでに段階があります。
【急性肩関節周囲炎】別名五十肩(四十肩)
40代、50代の方に発症することが、多い。
正確な原因はいまだに証明されていないが、加齢による肩関節の劣化といわれることが、多い。
良くなるまでに要する時間は、短くても半年~一年、長い人では、二年程かかる方もいます。
初期の痛みはそれほど強くなく、「肩を少し上げると痛いな」「後ろに手を回すと痛いな」と「数日で痛み消えるかな?」っと思うレベルです。
しかし、一週間、二週間と同じ痛みは続き、おおよそ二か月程、様子を見る人が多いでしょう。
それでも痛みが良くならない、強くなってきた!との理由で、近所の整骨院や病院へ受診する方がほとんどです。
整骨院でも病院「五十肩ですね。良くなるには非常に時間がかかります」と言われることがほとんどです。
ここからが、患者様と五十肩の戦いが始まります。
1、痛みが急激に強くなり、夜も寝られない激痛が・・・(炎症期)
五十肩の特徴で夜間痛という症状があります。ズキズキと肩が疼くので寝ることもできません。
対処方法
❶腕の下に枕やタオルを入れることで、腕の重みを肩にかからないように軽減すると少しは楽かと思います。
❷抱き枕を使い痛く無いほうの肩を下にした状態も悪くはないでしょう。
2、服を着るのが痛すぎる・・・
服に腕を通そうとすると、肩に激痛が走ることも、特徴の一つです。
対処方法
❶着るときは、痛みがある方から腕を通すと楽に着ることができます。
❷脱ぐときは、痛みがない方から着ることが、良いかと思います。
3、半年程から、少し痛みがマシになるが、肩が動かない(回復期)
肩を内に入れるのは、マシだけど後ろに回すと痛い。など特定の動きに痛みが出現します。
対処方法
❶お風呂に入っている時は、少し肩が動きやすくなりますので、ゆっくり動かして、徐々にですよ。
※お風呂からでてしばらくすると痛みが強くなったり、肩が固まりますが、決して悪化したのではなく、筋肉が和らいだ分がお風呂に入る前に戻っただけなので心配ないです。
この工程を地道に繰り返せば、回復への近道になります。
4、一年頃から痛みはほとんどないが、肩が動かないです・・・(回復期2)
痛くはないけど、肩が思うように動かない、動かし方が分からない
対処方法
❶鉄棒などぶら下がる所があれば徐々に体重をかけてぶら下がってみる。
❷ダンベルやペットボトルに水を入れた重りを使い、仰向けに寝た状態で肩を上げてみる。
❸その他肩をどんどん動かしていく時期です。多少無理やりでも、後に炎症をぶり返すことが少ないです。ので頑張り時です。
おおよそ、こんな感じで五十肩には、良くなるまでに過程があります。
良くきくのが、「五十肩初期に初めに行った整骨院、病院では、まったく良くならなかった。」です。
次に行った「整骨院、病院では、すぐに痛みが楽になったからあそこは凄い」
私からすると、タイミングの問題かな?と思います。
どうしても、炎症が収まるまでには、時間がかかります。そして炎症が収まれば、夜寝られるわけですから気分的にかなり楽になります。
ですから、後から受診した整骨院や病院のほうが、炎症が収まるタイミングに近いですから、必然的に良い所との認識になるのかなと思います。
では、整骨院は行ってもいかなくても同じなの?
そうでは、ありません。やはり、自分だけの努力とプロの努力がコラボした状態が、早期回復に一番の近道です。
そして、五十肩は、片方なった方はもう片方も五十肩になる可能性もありますから、予防が必要です。特に背中が丸くなっている方や肩甲骨の可動域が狭い方、日ごろ身体を使わない方など、気になる方は一度当院へご相談くださいね。